台風情報に対する知識

台風が発生し、明日(6日)に接近するとニュース等で情報が発信されています。特に警戒すべきなのは、どのような情報が報道されているときなのか、知っておくべき知識をご紹介します!!

〇台風が西側にいる時は危険大

台風は巨大な空気の渦巻きになっており、地上付近では上から見て反時計回りに強い風が吹き込んでいます。
→進行方向に向かって右の半円では風が同じ方向に吹くため風が強くなります
→逆に左の半円では台風自身の風が逆になるので右の半円と比べると風速がいくぶん小さくなります
→→→自身の位置の西側を台風が通るときの方が強風が吹きやすくなります

〇瞬間風速40m/S以上は極めて危険

損害保険の支払い実績を参照すると、瞬間風速40m/S以上となった場合、簡易的な建物の倒壊、屋根全体の損傷など大規模な被害が発生しやすくなり厳重な警戒が必要です。

〇1時間降水量50mm以上は内水氾濫リスク大

台風が来襲すると強風だけでなく豪雨被害も発生します。長い時間雨が降り続くと河川の水位が上昇し堤防決壊などが発生しやすくなります。
短時間で豪雨が降った場合、雨水排水が追い付かず町に水があふれることがあります。
1時間50mm程度の降雨は、台風が来襲した場合には発生する可能性は比較的高く、早めの備え・対策が望まれます。

●風災対策のポイント
強風被害の多くの場合は、ガラスや樋など建物の弱い箇所の局所的な被害です。原因としての多くは飛散物の衝突による被害となります
①弱い箇所をなくす
②飛散しそうなものを撤去する

□故障個所の修理点検や、窓ガラス補強をする
□屋外放置物の撤去(自転車・ゴミ箱・ベニヤ板など飛散の恐れがあるものの屋内への移動や固定)
□シャッターは下中央部分が弱点!土嚢を置くなどしてあおられ防止措置をとる

●水災対策のポイント
①水をせき止め侵入させない
②モノを高いところに持ち上げ、浸水させない
③入ってきた水を早く排出する

□屋上・バルコニーなどの排水溝を点検し、詰まりがあれば掃除する
□1階床置き、屋外置きのものは可能な限り高所へ移動させる
□建物出入口などに防水版、土嚢を設置する
□車両は高所へ移動させておく

~普段からの取り組みとして~

風災・水災対策の多くは建物の改変や設備の改装、物資の購入などを平時のうちに実施しておくことが重要です!!
できることの例として…
〇緊急保安物品の購入(ビニールシート・緊結用チェーン・懐中電灯・緊急用食料・医薬品・土嚢・水嚢など)
〇避難場所の把握(万が一、家の倒壊や河川が決壊した場合などに備え、滞在場所付近の避難先を事前に確認をしておくことが大事です。1m以上の浸水が目前に迫った場合、その場にとどまることは極めて危険です。命を守る行動を最優先とし早めの避難をお願いします)

<損害が発生するかもしれないではなく、発生する前提で対策を実施することが重要となります>

※万一、事故・トラブルにあわれたら…
火災保険(0120-727-110)
自動車保険(事故:0120-256-110)(故障・トラブル:0120-365-110)